介護業界で利用が増えてきているのがファクタリングサービスです。これは国保連へ請求する介護報酬を事業所からファクタリング会社に受け渡すことにより、現金を早期に受け取ることを可能にしたサービスです。通常であれば国保連から事業所に入金されるのはサービスを提供した月から約2か月後先と言われています。しかし、ファクタリングサービスを利用すればサービスを提供した月の翌月15日には入金されます。

つまり。最大で45日も入金が早まります。介護業界では貸借対照表のオフバランス化を図ることが求められます。また、キャッシュフローの充実も重要になっており、最短5営業日で現金化できるというのは大きな魅力であると言えます。

そして、サービスの利用が帳簿上で借入金とならないのも大きな特徴です。介護報酬債権の買い取りとなり、売掛金の入金という扱いにすることができます。負債扱いにならないのは事業所にとっても大きな助けであると言えます。また、融資を受けやすくなり金融機関からの借入金も新たに期待することができます。

手数料の安さも魅力的な部分の一つです。ファクタリング会社は介護報酬債権であるため国保連の未入金の心配はいりません。そのため、他業界と比較すると低利率になっています。ファクタリングサービスは事業所にとって大きな助けとなるサービスです。

事前にしっかりと調べ、依頼する会社を選ぶことで大きなメリットを得ることができます。